教室案内

~個々の感性を大事に~
昔、恩師に「あなたは、人よりもとても時間がかかるけれど、大きな花を咲かせることができましたね。」と褒め言葉をいただいたことがありました。
“花の咲き方”は、人それぞれです。教師はその芽を大事に育てていく役目があります。その人にないものを表現することはできません。個々が持つ感性を大事にしながら、潜在的に持っている音楽的能力を引き出してあげることが使命と思っております。
~教材の魅力~
レッスンに入る前に、生徒さんの好みや様子を観察させていただき、教材選びをします。当教室では主に、こどもの創造力を育む『スオミ・ピアノ・メソード』を使っております。教育水準の高いフィンランド生まれのピアノ教本で、かわいい動物たちが音楽の旅への案内人として登場します。こどもの目線にたって、分かりやすく丁寧に解説されています。世界各国の民謡が収められ、現代奏法による曲にも触れることができます。また長音階や短音階のみに閉じこもるのを避け、幅広い視野で音楽を学ぶことができるようになっております。この他、テクニックに重点を置いたバーナム、こどものハノンなどを併用し、進度に合わせた教材を随時選んでいきます。
~音楽教育の土台となるソルフェージュ~
ピアノと並行してソルフェージュにも力を入れております。ソルフェージュとは音楽教育の土台となるものです。
3本柱として「聴音・うた・ドリル」をレッスンの最初に行います。拍子・リズム・音程の違いを耳で聞いて分かるようになるために「聴音」を行います。耳を育てることは演奏の上達に欠かせません。次に、読譜力、音程感覚や歌心を養うために「うた」の教本を使います。3つ目に、音楽理論を学ぶために「ドリル」の宿題を出します。予習をし、わからないことがないようにしてから課題を出します。未就学児の生徒さんにはリトミックの要素を取り入れた内容をします。
リトミックとは、簡単に言うと、歌う、聞く、読む、動く、楽しむ!ことです。リズムという素材から、音に反応して、体で表現することを目的とします。感じる心、想像力や創造力を養うことは幼児期にとても重要なことです。